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2016-09

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Family Trip 2016: Little Monkeys on The Big Monkey〜Day5 - 2016.09.14 Wed

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モンキーフェイスファミリートライの翌日は今度は前島さんとモンキーフェイスを登る計画にしていた。そして同じ登るなら違うルートでということで、スミスロックのレジェンドAlan WattsとChris Groverが1983年に初登したAstro Monkeyにしようと決めていた。このルートはモンキーフェイスの西壁の傾斜のきつい部分を一番下から攻めていく。1ピッチ目が極小エッジをつなぐフェイスクライミングから極細フィンガークラックに合流する5.11d、2ピッチ目はフィンガークラックの5.9、3ピッチ目は細いコーナークラックからルーフを超える5.11a、4ピッチ目は短めの小ルーフ超えを含む5.10、そこから5ピッチ&6ピッチはファミリーで登ったMonkey Space(5.11a、5.11b)に合流する合計6ピッチのメガクラシックだ。(写真の青いラインがAstro Monkey、赤いラインがファミリークライミングライン)

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しかしながら前日の予定外のエピッククライミングで自分自身かなり疲労してしまっていたこと、また連日の足場の悪いアプローチで前島さんも持病の足腰痛が出てきたことからマルチはどうしようかという話になる。せっかく遠路はるばるオレゴンのスミスロックまで来ているのだ。そうは言うても前島さんもモンキーの頭の上まで攀じ登りたいに決まっているし、登ってもらいたい。そこで急遽前日に登ったルートで挑むことになった。

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昨日オンサイトしたルートなのでどこにどんなギアが必要か分かっているし、各ピッチの負荷も理解している。ギア類は前日の1/3くらいに絞り込み、クイックドローも半分以下にする。あー体が軽い軽い! 準備をしているともう1パーティがやってきて同じルートを登ると言う。聞けばオンサイトトライらしい。これまでデビルズタワーでもハーフドームでも他パーティーに先に行ってもらって待ち時間が発生しひどい目に遭ってきたので、今回は先に行かせてもらう。逆の立場になって彼らを待たせるのは嫌なので、プロテクションをほとんど取らずにグイグイ登り続ける。この時点で2本しか取ってない。(笑)

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前日うちの姫たちが苦労していた出だしのハングは軽く超えてくる。流石前島さん。

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回収するギアもほとんどないのでただただ登って行くだけ。さぞ楽しいことでしょう。

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あっと言う間に1ピッチ目を終え、2ピッチ目もランナウト&スピーディーに走るように登っていきます。

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モンキーの首まであと少し。ここのリッジに出た時に右奥を覗くと日陰の中で威圧的に佇むJust Do Itが見えるのよねー。リッジとかカンテとか面の境目のクライミングって自分が居る場所&空間を感じながら登れるのでたまらんねー。

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前島さんも順調にフォローしてきます。ルートの内容については前エントリーで触れているので割愛。その代わりこの日は写真を沢山撮ってもらえたので写真を多めでいきたいと思います。

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この日は軽量装備のため、ガチャ類もドローもぜーんぶハーネスにぶら下げられる!なんと動きやすいことか!

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核心のバルジ越えも楽チーン。。。だけど2回目でもやはりこの辺は露出度半端なくドキドキは変わらない!

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ケイブの天井に打ち込まれたボルトでアンカーを取ってオンビレイ。上から見下ろすとこれまた絶景なのだ。

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前島さんも順調にトラバースをこなして核心のバルジへ。この先にあるエッジが見えにくく更に少し遠い。

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わかりづらいホールドでのバルジ越えは自分を信じて突っ込むしかない。思い切って攀じるのみ!

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今日もあかつきさんの「がんば〜っ」の声が聞こえてくる。

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膝の悪い前島さんにはきついバルジ越えの乗り込みだったが無難に突破。

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高度感抜群のロケーションでのクライミングはなんとも気持ち良い!

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朝陽を浴びるモンキーフェイスがそのシルエットを地上に落とす。かなり早いペースで上がってきております。我々のすぐ後を登ってきていたはずの別パーティーはまだ1ピッチ目をフォローが登っている。これで追いつかれることはないな。

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快適なケイブでしばしくつろぎタイム。ここには風防付きのシェルターがある。今はどうか知らないが自分がスミスに住んでいた30年近く前は、クライマー達が満月の夜にモンキーフェイスの天辺にジャンベと酒とプラスαを持って上がって月見をするという連中がいた。頂上で寝てると寝相が悪いヤツはえらい目に遭うからこのケイブに寝泊まりしていたんだろうなあ。いつか夜上がってみたいもんです。

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さて、前日大変な目にあった最終ピッチ。パックを背負って登った時に比べ体が超軽いので、出だしのしんどいリップスタートもこの日はキャンパシングです。(笑) 相変わらずホールドは遠かったけどロックもしやすく気持ちよく登っていける。ただ改めてボルト間隔を見てみると確かに近いには近いが、ヌンチャクつかんで次のヌンチャクがつかめるほどは近くない。こりゃ悠さんもみづほも大変やったなと今更ながら思う。いざとなればヌンチャク持ってバシバシ行けるやろーとかなり無責任なアドバイスしとったからなー。ちょっと反省。

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矢印の先に見えるのが私です。見えますか? なんたってこの位置ですからねー。ここでセルフレスキューを試みて、次のヌンチャクに手が届かず無念のフォールを繰り返した妻はさぞかし怖かっただろうなあ。(笑)

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前島さんには一応フォールしてあかん時はプルージックで抜けて来てと伝えておいたが、かかりの良いホールドだけにそこはノープロブレム。どんどん登ってきます。

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ホールドが遠くパワフルとは言えそこは5.11。安定した登りで難なく一撃してきます。さすがです。

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しっかしこうして写真で改めて見ると、スゲー岩だなモンキーフェイスは!立っているのが不思議です。(笑) 登っている間中、下のトレイルを行き交うハイカー達がやんややんや言うてるのが聞こえてきたが、やっぱりここに登れるというのはクライマーの特権ですな!

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ハング帯を無事突破し、頂上に向かって登ります。眼下には素晴らしい景色が広がっています。

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前日では全く心の余裕が無くて撮れなかった絶景記念撮影を忘れる前にパシャリ。やっぱり登ってきて良かったですね、社長!

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自分も調子に乗って撮ってもらう。ああ、この横に妻と娘が居たら完璧なのに。。。笑

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そして恐怖の空中懸垂に突入です。今日もお尻がキュっとなります。

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登りも下りもワイルドなモンキーフェイス。こんな体験が出来るのもクライミングをやってたからだなーとJust Do Itを眺めながら思う。ここに住んでた若い頃はモンキーなんてそのうち登りゃええわと思っていたが、なんと四半世紀も経って登ることになるとは。タイムマシーンがあったらあの頃の自分にさっさと登れと言いたい。ゆらゆら懸垂で降りながらハタチの頃にここのクライミングにのめり込んだこと、そのために大学を中退し住み着いてしまったこと、グレードを追い求めひたすら登っていたこと、その時に一緒に切磋琢磨した仲間のこと、そんな昔の情景が今も変わらぬジュニパーの香りに誘われるように蘇ってくる。

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まるで懸垂で地面がゆっくり近づいてくるように、そんな思い出から昨日の家族とのクライミングへと頭の中で様々な情景がつながっていく。これが時の流れというものなのか。気がつけば四半世紀以上という時間が経過している。俺はちゃんと命を全うしているのだろうか。大学を辞める時、自分はこれからクライミングで生きていくと決めた。そしてそれは今も続いている。こらからもずっとそうで在りたい。48歳、生まれてから5回目の干支の年。これから後何年登り続けられるのだろうか。世界にはまだまだ登りたい岩がある。家族ともまだまだ登りたい。やはり還暦の時にもこのお猿さんにへばりつきに来ようかな。その時には孫と一緒だったりして!(笑)

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おっと、まだ感傷的になってはいけない。地面までちゃんと降り立ってからクライミングは終了なのだ。前島さんの空中懸垂のバックアップに入る。前島さんもこのワイルドなクライミングを最後まで堪能していることだろう。

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お疲れ様でした〜!

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取り付きに戻るとあかつきさんがえらい顔で爆睡中でした。今日も早起きやったからなー。ありがとね。

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モンキーフェイスを後にしてしばらくして振り返ると後発組のパーティーが懸垂下降をしているところだった。モンキーの鼻からぶら下がっている様はまるで鼻水のようやった。(笑)

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まだ午前中ということもあり、日陰エリアが多いのでせっかくだからみづほや悠さんにも登ってもらうことに。しかしみづほは前日のゴボウの際に指の皮がむけてしまって昨夜は包丁すら持てなかったので悠さんが先発。なんとリードをしたいと言う。

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ジムでもほとんどリードはしたことがないが、ガイドブックに載っていない一見やさしめのスラブフェイスを発見したのでそれを登らせてみる。この手のクライミングは彼女の得意とするところ。落ち着いて安定した登りで高度を稼いでいく。

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昨日這い上がったモンキーフェイスをバックに本日は自らがリード。ええやんええやん、悠さん!

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そのまま危なげなくフラッシュに成功。何気に自然の岩での初リードでした。Good Job!

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それに触発されてか、手のひらの痛みであまり登る気がなかったみづほさんも登ることに。明日はシアトルに向けて移動なので、この日が最後のクライミング日。出来るだけ登っとかなきゃね。するとここで悠さんがママのためのビレイを買って出る!

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このトリップの準備として、もしも前島さんが同行出来なかった場合は俺と悠さんとでモンキーフェイスを登るつもりでいたので、ビレイはジムで練習を重ねてきた。練習の成果をどうしても披露したいらしい。みづほにとっては連日のドキドキ緊張クライミングとなった。(笑)

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傾斜も緩く簡単なルートだったけど、30m近い長さで登りごたえ十分な気持ちいいフェイスでした。このスケール感がアメリカはええよねー。

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自分だけ皆と同じことをやらせてもらえないことに不満のようでご機嫌斜めなあかつきさん。まだ2歳やからなー。けど来年はどっか一緒に登れるか?!悠さんが「おっさんなんかと登ってられるかー」と言い出す日が来た時はあかつきさん、よろしくお願いしますよ。

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そうこうしているうちに太陽も移動し、強烈な日差しが辺りを焼き始める。本当に日陰と日向の温度差が激しいなあ。

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ちょっと早めだけど切り上げてパーキング近くのジュニパージャンクションという店に足を運んでみる。ここは美味しいアイスクリームが食べられるお土産屋兼クライミングショップ、んいや、クライミングショップ兼お土産屋という感じの店。20代の頃クライミングの帰りとか、暑くて登れない時間帯にここでアイスを食べてよくダベったものだ。そしてここのアイス、シングルスクープ、ダブルスクープ、トリプルスクープとあるのだが、4個重ねを「モンキーフェイス」と呼んでいる。モンキーフェイス登頂を記念してそれを喰らおうと楽しみに来たのだが、運悪く閉まっているではないかーっ!ここの店主のコリンさんと13年ぶりに会えると思っていたのにそれも残念やわ。まあ還暦でまた来る可能性が出てきたので、それまでちゃんと店続けておけよー!

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その後はもう1軒のクライミングショップ「Redpoint Climbers Supply」に寄ってみる。昔は小さな小さなショップだったけど、今は場所が変わって大きくなっただけでなく、なんと地ビールが飲めるようになっているではないか!前島さんもみづほも、店員さんおすすめの地ビールを飲んで気分よくなりそのまま帰宅。家の窓からは今宵も素晴らしい夕陽を拝むことが出来た。スミスでの久しぶりのクライミングはあっと言う間に終わってしまったが、目標のモンキーフェイスにみんなで登れたことはまた我が家の良き思い出となったことだろう。これも妻や娘のがんばり無しではとても達成出来なかったこと。今回も本当によく押し切った。お疲れ様! そして前島さんの参加が今回の成功には欠かせない。一緒に登れないあかつきさんを見てくれたことももちろんだが、トラブル発生時に彼女がいなかったらもっと大変なことになっていただろう。本当にありがとうございました。 一緒にビッグモンキーの上に立てたことも嬉しく思う。トリップ最後のオレゴンの夕陽を見ながら父ちゃんはいろんな意味で感動していたのでした。

つづくー。
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